我が家の自閉っ子のマリオ(現在は青年ですが)の成長と、自閉独特の面白?話をお送りします。現在、 管理人がマリオの恩師と一緒に「ハッピー・クローバー」という障がい児・者を応援する会を作りました。障がい児・者の余暇を広げるためにいろいろな事にチャレンジしていきたいと思ってます。先々はマリオも手伝ってくれるといいな~

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今日、有給休暇をとりました。
マリオは今中学3年生。来年で義務教育は終わりです。
で、卒業後の進路を考えるにあたり、ある学校の見学に行くためです。

マリオが小学校のとき、学校でいろんなことがありました。
一定の覚悟を心に秘め、何度も何度も学校の先生と話し合い、
良い先生にめぐり合えたのも幸いして、
今までは、良い(納得する)結果が出てると信じています。
それもこれも、きちんと学校・先生と主張し話し合ってきた事が大きい
とも思ってます。

具体的には、担任の先生に時間をもらい、先生自身の考え方を確認しつつ、
いままでの経緯とこちらの考え方を伝えて、すり合わせをしてきました。

で、中学に入った時も同じように担任のS先生に時間をもらったんです

ただ、カリンから事前にS先生のことは聞いていて、非常にマリオと
よく接してくれてて、自分たちの理想どおりの対応をしてくれてる、
とのことだったので、殊更話をする必要もありませんでした。

だけど、せっかく時間をもらったので、マリオの今後の行く道について
色々と聞いてみました。

「先生、まだ1年生で気が早いとは思いますが、中学を卒業した後は、
 大体どんなもの(進路)があるのでしょうか?」

小学校のときのクラスにいた仲のいい子で、マリオの2つ上の男の子と
母親同士でいまだに交流があり、その子は丁度中学3年生。かれは
就職したいといってるという話は聞いてました。

S先生は、
「う~ん、ここらでは学校としては養護学校くらいしかありません。
 あとは就職するか、就職できない子は訓練所にいって準備するか」

「ただね、お父さん。いろいろな可能性をまだ秘めてるのですから、
 今のうちからレールを決めちゃうのは、なんかつまらないと思いませんか?」

「もちろん、その子によってすすむ道はいろいろあると思いますし、
 その中からその子が何を選ぶかということ次第なんですが、
 余り焦って結論をださなくても良いと思いますよ」

たしかに、マリオは通常の子じゃできないことをやる
もちろん今は何の役に立たないことなんかもしれないが、でもすごい。
パソコンだって、こんだけ色々やれるんだったら、
なんかもっと、その「好き」「得意」な分野でひらけないだろうか?
ばくぜんと、そんな思いをいだいてました。。。


そんな話を聞いてから、あっという間に2年がすぎました。

目の前にある道は、「社会」に出るという一つの到達点に向かって、
まっすぐ山を登っていく就職という道。
または、その登山にむけて足腰を鍛えて装備を整える養護学校という道。
特に障害児ということで、急な坂は登れないだろうから、
斜度は緩やかにしていこうという考え方もある。
でもその為には、登り始めを早くしないと、いけなくなる。
ゴールとなる「頂上を定め」、そこに至る斜度と距離から、
登上口は決まる

さて、どの道を登ろうか。。。?

マリオは、就職したい!という明確な意思表示は、ぜんぜん見せてない
働こうという気持ちも意欲もまだない。…そのあたりは普通の中学生と同じだ
そんな今のマリオでは、会社にいれてもきっと苦しむだけだろう

一方で、作業にむけての訓練校に入れるという気には私ら夫婦はどうしてもなれなかった。
そう。。。こう言うと怒られちゃうかもしれないが。。。
なんか、それではつまらない、、、

かといって、普通高校のクラスにはまず無理だろう。
特殊クラスがある高校なんて聞いたことがない。

そんな私達に、かのS先生経由で、ある学校の情報が入ってきました
そこは、、、
実は「学校」ではありません。正確には「学校」と認可されてません。

だから、すさまじく負担がかかります。学校じゃないから通学定期にもならない。
でも、理念は「学習障害のため普通の学校に通えなくなった子供に教育をする学校」
つまり「訓練をする学校」ではなく、「教育をする学校」なんです。

実はカリンが先遣隊として、半年前に見学にいきました。
で、「マリオにはここが良いと思う」という報告をうけてました。

そして、今日、あらためて私とカリンで見学にいったんです。

対応に出てくれたのは、結構若めの男の先生。ちょっと大人しそうw
その分、物静かに、おだやかに語る人でした。
パンフレットには生徒達が授業をうけてる写真がのってました。

「この学校は、障害をもった親御さんたちがつくった学校なんです。
 だから、親が口を出して、手も出して、そして金も出すんです」

少々、苦笑いしながら、サラっとこんな事を先生がいいました。
そうここは学校として認可されていない分、親達が色んな負担をする。
もちろん可能な範囲内でだろうが、学校だけでは手が足りない分、
ボランティアで親が手伝う。

その後、先生と授業を見学する。教室では習字の授業をしていた。
生徒はクラスでだいたい6~7人。
ガラっとあけると、一斉に視線をあびることになる。
「ねぇ、みてみて!若太鼓」一人の子が隣の子に話しかける。
「それじゃ、苦鼓だろ。そんなに苦しいのかw?」
・・・うぅ、意味不明(汗。でも楽しそう。

隣のクラスでは美術(図工?)をしていた。紙をノリではって何かをつくる。
ある女の子がうれしそうに見せてくる
「ほぅ~、それはカバンか?」その先生が答えた。
別の男の子がふざけて目に紙をあて「どうだメガネ!メガネ!」
「それじゃ、顔にノリつけて貼っちゃうぞw」と先生がちょっかい。

ひととおり見学したあと、先生が言った
「いや~、今はみんな大人しく座ってますが、そのうち大騒ぎになります」

そう、うまくいえないが、そこに流れてる空気が良かった。
子供たちは楽しそうだった。
作業訓練ではなく、授業だった。

マリオは、ここなら入っていける。そんな感じをうけた。

先生は
「友達という関係を、人とのかかわりを、こういうところでつくって
 いくことが大切なんじゃないかと思ってます」

確かにこの子たちって、意外と見ず知らずの人間に絡んでくる(汗
マリオもいやでも絡まれるだろう。そして、絡んでいくだろう。
いまの中学のクラスでも、そうやって絡み合って、ケンカしまくって
親友といえる友達ができた。

考えてみれば、私だって16の頃は学校で友達とあそんでた。
いや、会社にはいるまでは何も考えないで遊んでばかりいた。

社会に出るというゴールの山にむかっての登り道を目の前にして、
あれこれ考えていましたが、
今は登るのを止めて、
そこから見える風景を楽しむことにしよう
そこに生えている木々や、そこにいる動物を観察しよう
社会に出るという山登りは、20歳になってからでいいか!
別に、頂上を今から決めなくてもいいじゃん。
そう、頂上につく時を遅らせればいいだけ、あせって登り始める必要すらない

そんなわけで、
マリオにはこの学校に行かせてやりたい、
と思っています。

金もかかるし、通学時間もかかるし(1時間半弱)、肉体的負担も大きいし
たぶん当分はカリンが送り迎えすることになるだろうし、
親としては大変なのは目にみえてますけどね。。。(汗

とりあえず、今日は。。。歩き回って疲れました
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コメント
この記事へのコメント
私もChieの学習塾をみてきました
Hideki-san
私も、今日、Chieの学習塾をみてきました。能開センターというところです。
障害児に理解がある私立中学を受験するためです。
それと、勉強に目標をもたせてくれる私立中学に入るためです。
後、学校の授業に退屈しすぎて、逆に勉強をしなくなっているので、その刺激を与えるためです。丁度、公文式をやめたばかりなので、それように当てていた費用を振り当てれば、追加負担がなくやっていけそうです。

で、決めました。今年中は1万6千円/月。来年からは科目が増えて2万4千円/月。
うーん、来年は目指せ、月額昇給8千円以上ですね、、、。

あと、びっくりしてしたのは、講師の先生の訓練が行き届いていることですね。さすが、客商売。生徒さんの扱いはうまそうでした。

さっそく、テキストを算数と国語分をもらってきました。重い。まるで、予備校のテキストのようにしっかりしています。私の中小企業診断士の資格試験のテキストより立派そうです。
ノートも数冊かってきました。Chieは大喜びで、「学習」遊びをして、宿題をはじめました。

妹の「AI」はつらまらなそうにみて「児童センター行ってくる」とお出かけしてしまいました。
「AIちゃんもやりたい」というのは時間も問題でしょうなぁ、、、。

では、また
2005/09/17(土) 16:49 | URL | Ichiro #1CeumcrE[ 編集]
> Ichiro さん
いや~、chie ちゃん、勉強が好きなんですね。うらやましい。
学習が遊びになるのって、すごいと思うんです。
うまく、導いてきてらしたんだろうなぁ

ひょんなところで、興味をもつのが子供、
今日TVで「歴史を楽しく学ぼう」という番組をやってましたが、
普段はまるで興味なさげなマリオが結局4時間ずっとみてました。
歴史にすこし興味ができたのかな??
2005/09/18(日) 00:56 | URL | Hideki #JalddpaA[ 編集]
目に見えないものを見えるものに転化
Hideki-san
Ichiroです。
そうですよね、歴史なんかも目に見えないので、目で見てわかるような博物館の展覧会によくつれていきました。最近では、神戸と東京で展示されたドイツのドレスデン展覧会とか、
大博物館展とか。 本チャンのロンドンにある大英博物館や自然史博物館にも連れて行きました。目で見ると、アスペッ娘はよくわかるそうです。ロゼッタストーンには異様な興味を示してくれました。CS放送の歴史ドキュメンタリーとか、DiscoveryChannelとかよくみせます。

ですが、学校の先生のことをChieは嫌っています。理由は3つあります。
1)生徒をRespectしない
2)すぐ、イライラして怒鳴る
3)教え方が下手でおもしろくない。

こういう問題点をクリアしてくれる先生に出会いたいです。
私も最近、マーケティングのトレーニング講師をはじましたので、インストラクタースキルはきになります。小学校の先生は上手な先生が多いと、聞いていたのですが、まだまだ、Chieがいっている小学校では、幻です。

では、また
2005/09/18(日) 08:11 | URL | Ichiro #1CeumcrE[ 編集]
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マリオは来年の春に中学校を卒業。義務教育はこれでおわりです。これからどうするか?について、以前に一度「登山道」と題名でまとめましたhttp://calin.blog22.fc2.com/blog-entry-18.html
2005/11/06(日) 21:12:20 | ☆自閉症児マリオくん☆
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