我が家の自閉っ子のマリオ(現在は青年ですが)の成長と、自閉独特の面白?話をお送りします。現在、 管理人がマリオの恩師と一緒に「ハッピー・クローバー」という障がい児・者を応援する会を作りました。障がい児・者の余暇を広げるためにいろいろな事にチャレンジしていきたいと思ってます。先々はマリオも手伝ってくれるといいな~

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「この子は小学校にはいったら、伸びると思いますよ」
  …入学前に2回ばかり様子見でいったA小学校。すぐにマリオもなれ、本当に小学校
   生活に期待をしてました。

が。。。よもやの担任の異動。青天の霹靂とはまさにこのことでした。
だって、K先生がA小学校に来て、3年くらいと聞いてたから。
どうも教育委員会に引っ張られたみたいなんです。
学校現場にいる素晴らしい先生が、教育委員会に行くというのは、実はとっても望ましい
ことなんですが、私達にとってはとっても割り切れない気持ちでいっぱいになりましたよ。

でも気を取り直して、あらたに赴任したKW先生に、次の望みを託すことにしました。
少なくとも障害児にかんして、ちょっと大きい子とはいえ、接してきた方だと聞いてまし
たから。

でも、学校に関しては、カリンと事前に決めておいたことが一つあります。

 ↓続きは、ポチっとね (今回も長いっす。。。だから、初の2部構成としました
つづき。。。

それは、いろいろ私達なりの希望を言ってきましたが、それはあくまでも一方的な要望で
あり、必ずしも受け入れられるとは限らないということ。学校には学校の、先生には先生
の都合があるとは思うんです。こちらの言うとおりになるわけじゃない。

でも、だからといってそんな学校側の都合を、黙って受け入れるだけになるのか?

担任にとって、マリオに対する責任は、ぶっちゃけ担当した1~2年間にすぎません。
学校という視点でみても6年間でしょう。
でも、親には子どもとは一生のつきあいになるのです。
子供にとっても、この6年間は一生の中では大きな大きなウェイトを締め、その中心では
先生が果たす役割は少なくありません。とくに自我がまだ形成しきれていない、小学生に
おいては、中学校・高校にくらべても非常に大きいと思うんです。
先生にとっては、受け持った数多くの生徒の中の一人でしょうが、その子にとっては先生
の存在は親に次いで…へたしたら親以上の大きさになるんです。

後でよくよく分かってくるんですが、教師・先生といってもいろんな人がいます。丁度、
社会人になって、会社の中でぼくらが見る上司・同僚・部下にも素晴らしい人もいれば、
どうしようもない人もいるのとまったく同じなんです。

「先生」と呼ぶだけで、相手に対する「敬意」という名に隠れた萎縮につつまれ、先生の
いうことはすべて正しい・やることはすべて間違いないと思考停止しちゃうのはまずいと
思う。 …こちらも大人、向こうも大人。一緒なんです。

だからといって、こっちが「親なんだから」という立場を前面にたてるのも逆にNG
です。そうじゃなくて、お互いに同じ大人として、きちんと考えをぶつけあう。
ただ、一方的に要望をいうだけでなく、なぜそうなのか?その子にとって何が良いこ
となのか?という点をきちんと考えて、説明する事が大切だと思うんです。だから、
その為には自分達がきちんと「なぜ?」ということを考えておく必要はありますよね。
最後は、お互いの価値観のぶつかりあいになるかもしれませんが、それでも「なぜか?」
「それはどういうことか?」「それはホントか?」という点をすりあわせていけば、
お互いの一定の共通項が出てくると思う。

だけど、もし相手が大人じゃなかったら。。。
立場と建前だけを前面に立て、権限をふりかざしてきたら。。。

もう、いまの義務教育過程においては、あらがう術はありません。

だから、そんな最悪のケースの場合になったとしたら、
「そんなにまでして学校にいくことはない。学校なんかいかなくても、十分やっていける」
という、最終結論を夫婦で共有してました。

そんな覚悟をもっていればこそ、焦ったり、取り乱したりすることなく、学校側と交渉を
していけたんだと思う。そして、父母がそんな覚悟をしてさえいれば、近所や爺婆が何を
いおうが動揺することはありません。もちろん、逃げたり、閉じこもる訳ではなく、相手
への門戸は開き、いつでも話し合いは受け入れるようにしておいて。


で、KW先生。まずは、私達の考え方と要望をつたえなきゃ話がはじまらないので、最初
時間をもらって、いつもの話をしました。「とにかく最初はマリオとのつながりをつくる
ことを優先して欲しい。勉強なんて、それができてからでいいんです」
…KW先生は、そのときは「わかりました」と、ふたつ返事でよこしてくれました。

ただ、どうも思わしくない。

実は、最初の頃は、マリオの安心を確保する目的で、カリンが教室に出張って、授業中も
マリオと一緒に教室のすみにいるようにしてました。これがまた、子供がたくさんいる所
にいると、すごい疲れるんです。当時は隔週土曜日が登校日でしたので、土曜日は私が代
わりにクラスに同席するようにしたりしてましたが、ほんの半日だったけど、すっごい疲
れた記憶があります。

それも、数ヶ月…1学期がおわるころには、マリオも学校に慣れて、送り迎えだけですむ
ようになるさ。それまでの我慢。っと、思っていました。

ところが、これがまったく逆でした。あまりに、KW先生の子供達への対応がひどかった。
(勿論親がクラスにいるのはやりにくい面もあったと思います。でも、実際この後に出会
った先生の場合には、何ら問題もなくスムーズにマリオとつながりをもち、ものの数ヶ月
で私達がクラスにいなくてもすむようになりましたから、そんなに難しい話じゃない)

結果として、クラスの隅っこで、ただマリオの安心の為だけにいるはずだったカリンに、
いろんな負担がまわってきました。まず、ほかの子たちもKW先生にはなつかず、カリン
の方になついてきました。カリンとしても、他人の子とはいえ、そんな対応がひどいとさ
すがに放っておけないということで、まるでクラスの運営の一端を担うような感じになっ
てきちゃいました。

いまでも覚えているのが、ある日のこと、家でカリンがピカチュウをなぞって、数字の順
番に線をつなぐと絵になるようなプリントをつくってたんです。何それ?というと、学校
でマリオ達にやらせるプリントだというんです。KW先生が用意する学習プリントなぞに
子供達が見向きもしない…そりゃいきなりやらせてもできるわけないんですが、見てられ
ずにカリンが作ったところ子供たちがえらく乗ってきてしまって、その続編を家でつくっ
てたみたいだったんです。

そんな姿をみていたからでしょう。隣の精薄クラス(すみません、学校での名称は知的・
情緒じゃなく、精薄クラス・情緒クラスでした)のM先生がカリンとよく話をするように
なりました。それは親vs先生という感じではなく、障害児をみる一人の大人同士・女同士
という関係に自然となっていたようです。そんな関係はM先生に限らず、保健室の先生、
逆隣の普通クラスの先生、等々といったところに広まっていきました。

ややもすると、私達がやってた事は、先生方にとっては親がクラスの「監視」をしている
ととられても仕方ないシチュエーションだったわけなんですが、カリンののほほんとした
性格もあり、むしろ学校の先生方の中に「味方」が増えていきました。

カリンの話にあったように、普通クラスの担任の先生が、クラスにいる学習障害の子供へ
の接し方について夜にうちに電話をしてきたり、はたまたM先生と愚痴をいいあったり、
するようなことが度々おこるようになってきました。普通の親と教師の関係を越えたもの
ができていたように思います。

後日聞いたのですが、うちら夫婦のことが学校の先生の間で「熱心な親」だと評判になっ
てたそうです。一歩間違えば疎まれたかもしれないのですが、学校にいってる時のカリン
の姿が、まわりの学校の現場の先生方の共感を呼んだというのは間違いないと思う。

一方でカリンにとってみれば、あまりに不甲斐なく、疑問だらけのKW先生に、ストレス
がたまり、しかもそのツケが自分にまわってくるわけです。かなりイライラが募っていた
様です。「学校から給料もらいたいくらい!」と冗談半分によくこうこぼしていました。

それなのにKW先生はさらに1人、このクラスに生徒をいれたんです。
当時、マリオが入学前からいたルフィ君。U君。そして、1学期の途中から普通クラスで
は無理だということでD君がはいって4人。正直いってカリンがいたからこそ、なんとか
回っていたのに、あたかも自分の力と勘違いしたのか、KW先生は当時普通クラスですぐ
に感情的になって手に余していた子の面倒まで情緒クラスでみると言い出しました。
「いや~、僕が面倒みるしかない、っと思ったから、手を挙げました」KW先生は、半分
仕方ないような顔をして、その実半分誇らしげにそういってました。
 …おいおい、ちょっと待てよ、いまの状況わかってるんかい!?

この子が入ってから、さらにクラスの状況は収拾がつかなくなりました。

私はカリンから話をきいて、2度ほどKW先生に時間をもらい、そのときはやんわりと
「まずは、焦らなくてもいいから、子供達とコミュニケーションをとってください。勉強
は二の次でいいんですから。マリオはまだカリンが同席してるからいい。他の子の気持ち
をくんであげてください」
と要望したのですが、のれんに腕押しとはまさにこのことでした。

当時のクラスの様子は、
マリオ…ボールの海の中で一人で寝転がってかくれている(たぶん、避難)
D君…床に寝転がって、糸くずをくるくる回したり手をひらひらさせているだけ(これも、避難)
ルフィー君とU君…KW先生の出した勉強を机でやらされてる。だけど、U君はほどなく
トランポリンで遊び始めて、同じことを何度も繰りかえし叫ぶ。
途中からきたKO君…一応机で勉強してるかと思ったら、ルフィ君にちょっかいを出して、
いやがらせをはじめる。ルフィ君はパニック状態。
それをKW先生は満足に止められない

とにかく騒々しい。マリオじゃないけど、逃げ出したい気持ちはなんとなくわかる。

そうこうしてるうちに、ルフィ君にチックがはじまった。
チックは過度のストレスが原因なんですが、「なんか、目のぱちぱちがとまらない…」と
本人自身もいやなんだどどうしようもない、傍でみててもかわいそうな感じでした。
一方で、カリンも、もう我慢できない!!っとかなり不安定になってきてました。
「KW(もう呼び捨て)、ひどすぎる!」
「どうしたの?」っと状況を聞くと、感情的になってて、
「もう、とにかくひどい」というだけ。

これじゃまずいと思って、私は校長に話をしようと決意しました。

ただ、校長と話をするにしても、「とにかくひどい」じゃまずい。
私自身、会社に勤めて結構たちます。たとえば、お客様からクレームをうけるとき、
あるいは部下について何らかの問題を外部から指摘されるとき、どんな気持ちになるか?
は容易に想像できます。

もし、ヒステリックに言われたら、まずは感情的になってる分、その人の言い分はすぐに
聞かず、落ち着いてもらうのを待ちます。電話のクレームに対して、すぐに応えずに折り
返しの電話でかわすのは、その意味もあるんです。また、逆に立場をふりかざして横柄に
せまる相手には、なんとか場をまるく納めることだけに終始します。曖昧なままにして、
なんとか矛をおさめる方向だけにまとめる。

今回は、それじゃまずい。きちんと受け止めて、根本的な解決をはかってもらわないとい
けない。

だから、カリンに「カリンがどう思ったとか、不愉快だったとか、そういう気持ちの部分
は別にして、あった事実だけを教えて欲しい。できれば、そんな一つ一つの事実を手帳に
記録しておいて欲しい。事実は曖昧なものじゃなく、できるだけ具体的に。こう言った、
こういうことをした、という感じで」

「とにかくKW先生はひどいんです。とても子供の気持ちを考えてないんです」
と曖昧なまま訴えるよりも

「KW先生は、**のときに○○君に対して、こういうことを仰ったんです。そして、
 こんなことを○○君にしたんです。これって、どうなんでしょう…?本当に○○君に
 とって良いのでしょうか?傷つけることになりませんか?」
と具体的な事柄を指摘したあとで、意見をいったほうがぐっと説得力がでます。
何よりも、こちらが冷静で客観的で、「大人」だということを相手に知らせる事ができる。

この手帳は、文字通り、負の記録。あまり気持ちのいいものではありませんよね。
できる限り忘れたい記憶(だから、最終的には捨てちゃいました)

そして、校長先生(実際には校長ではなく当時の学校の実質的な責任者である教頭)との、
話し合いの日程が決まりました。最初は私達が先生に意見するだけと思ってましたが、
それだったら他の親御さんも参加したいということなり、結果的に校長室に情緒クラスの
親全員と担任・教頭・教務主任・生活指導の先生が対峙する、
 …文字どおり「決戦」の場になりました(汗

決戦!その2へ続く

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コメント
この記事へのコメント
読み応えありますね!!!
本当に参考になります。
ありがとうございます。
すごくすごく参考になります。
本当にありがとうございます。
その言葉以外思いつきませんです。
2005/10/17(月) 23:55 | URL | 政道 #NUpTSsbk[ 編集]
hidekiさん、こんにちは~!
ルフィーの母です。
丁度、KW騒動が一件落着したある日の授業参観の時、廊下で小耳に挟んだんですが
「〇〇組(特殊学級の呼名)の先生も気の毒に親から吊るし上げられたらしいよー」
「えー!気の毒~」とかいう会話をしてたんです。
当事者の私としては「知りもしないくせに勝手なこと言うなー!!!」
と怒り爆発でしたが、「まあいい・・・いくら説明したとこでこいつらにはわからん・・
分かってくれるべき人がちゃんとりかいしてくれれば・・・」とくやしい思いをした事があります。そいつらにhidekiさんの記事をみせてやりたいーーー!!!と思ってしまいました。
2005/10/18(火) 09:21 | URL | ルフィーの母 #-[ 編集]
おぉ!ルフィーくんの母さんだぁ~。。。↑

辛い経験でしたね。
漫画のような事が実際に現場で起きてるんですね。。。

まずは、学区内の校長に会ってきます。

ン~な感じなら、隣の学区へ行きます。
後悔の無いように!動きましょうぜよ。。。。
2005/10/18(火) 20:15 | URL | こうめ #-[ 編集]
コメントありがと~
> 政道さん、
長ったらしい文章でごめんなさいm(__)m
でも。。。もっとその2は長いかも。
ほんと、ごめんなさい
書き始めたら、どんどん思い出してきて、とまらなくなっちゃった

> ルフィーの母さん、
ん~、事実吊るし上げたんだから、いいじゃないですかw
でも、何が正しくて、何が間違ってるか、が一番大事だと思うんです。
きちんと言うべきときには、いわないといけないと思うんですよ

> こうめさん、
まあ、昔の話だから、読み物っぽくなっちゃってますが、
当時はいろいろと悩み、考えたんだと思う。
お互い、がんばりましょう

しなやかに生きていくのが大事です!

2005/10/18(火) 20:39 | URL | Hideki #JalddpaA[ 編集]
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