我が家の自閉っ子のマリオ(現在は青年ですが)の成長と、自閉独特の面白?話をお送りします。現在、 管理人がマリオの恩師と一緒に「ハッピー・クローバー」という障がい児・者を応援する会を作りました。障がい児・者の余暇を広げるためにいろいろな事にチャレンジしていきたいと思ってます。先々はマリオも手伝ってくれるといいな~

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こんばんは。また、ちょっと外伝を。。。
さっきカリンが血相かえて、「そうそう、言葉を育てる、じゃない?」
と急に叫びながら寝室からとびでてきました。何をいきなり!?と思ったら
何でも忘れていた本の名前を、ふと思い出したそうな(汗
 …私らの大きな進路を決めた、そんな大事な本のタイトルを忘れるなんて。。。
  という、なんともカリンらしいといえばカリンらしい話。
  でも正直いって私も忘れてました(核爆。
  そう人間は忘れる生き物です!(開き直り
  だから、こういう記録が必要なんです!

で、ちょっとググってみました

正確には「シリーズ ことばを育てる:子どもの心を育てる」学苑社 という本でした
増井美代子・中台憲子・豊田晴子共著 1575円(税込)

http://www.gakuensha.co.jp/core/hidari25.html

いま、その本は別の自閉症のお子さんをもつ親御さんに貸しているため、
内容の詳細は今は分かりませんが、その本を読んだ日の夜、
帰宅した私にカリンが神妙な顔をして話をしてきたのを覚えています

「なんか、私たちのやってたことって、まったく違ってたみたい…」

何のことか良く飲み込めない私に、とにかく読んでみてと彼女は言う

続きはこちら↓
本そのものは、いろいろなお子さんの臨床例(決して自閉症とは記していない)
に対する記録が中心で、難しい話はなく、とても読みやすいものでした。

で、いま覚えている中で、印象的だったのが

・言葉を話せないお子さんに、親は良く語り掛けなさいという。だけど
 子供の目線でみると、そんな時の親は「とても怖い」んです。
 必死な顔をして、眉間にしわをよせつつ、「これは?…ママ!」
 そんな迫力でせまられたら、ちょっと弱い子は萎縮して当然です

・では、どうすればいいか?答えは「何もしない」なんです。
 何もしない、じゃ困っちゃうという人は、ごろんと寝ててごらんなさい
 そして、子供のほうから寄ってくるのを待ちなさい

・ここで大切な事がひとつ。
 そんな子供のほうからの「働きかけ」は、最初はほんの些細な合図・仕草なんです
 それを見逃さないようにしなさい。そして、そんな合図があったら、何をさておき
 子供のいうことを真っ先に正面から聞いてあげなさい。
 料理してたら火をとめ、掃除しててもすぐにやめ、その子に応えてあげること。
 けして「ちょっと待って!」といって、子供を待たせないこと。
 ちょっと待って、というときは、大体が「大人の都合」なんです
 そんな大人の都合なんて、考え方次第で十分後回しにできる
 だから、大人の都合を子供に押し付けちゃいけない

・子供を叱っちゃだめです…これは、本には書いてなかったような
 ただ、後ほど、この本の著者でもあるカウンセリングの先生から、
 このことを言われたのは事実です。
 躾だ!教育だ!といって、子供をすぐに叱る親がいるが、
 心がまだ準備できてない子供には逆効果。
 上述の怖い大人が、ますます鬼の形相にみえてしまい、ますます怖くなる
  …叱るとかは、「心のつながり」ができてからにしなさい
   というか、しばらくは叱るということを忘れなさい
   「焦らなくても、いいのよ~」って


(おっとここから先は、カリンがきっと書こうとしてるネタだろうからやめときます)


この「何もしない」というアドバイスは、私らには衝撃的でした
もう、根底からひっくりかえされた感じです

それまでは、一生懸命「言葉かけ」をしてましたから
本とか見せて、「これはワンワン。いってごらん?ワンワン!」とやってました

でも、何もしないって、、、どうしようっか?
本に書いてあるとおり、とりあえず何もしないで寝てよっか!?

そしたら、その日のうちに、マリオの反応がちがったのです
ひょっとしたら偶然かもしれません。たまたまかもしれません。
でも、何をいっても、何を躾けても、効果がなかったマリオが
ただただ家の中をうつろに歩き回ってたマリオが
自分で服を着替えたりっと、とてもおりこうさんになったんです
(このあたりの一番最初の反応も良く覚えてない…うぅ、いかんなぁ)

そんな、てきめんなマリオの反応をみて、私ら夫婦は確信しました
「このやり方が良いんだ!」

誤解しないでほしいのですが、自閉症への対処の仕方はいろいろな方法
がある様ですが、最終的なFA(ファイナルアンサー)は未だに出ていない
んです。

だから、このやり方は、
あくまでもあの時のマリオにとって、一番良かったのだと思います。
どんな自閉症児にも最適だとはけして限らないとも思います。
(実際に、後々本で知ったのですが、私らのやり方は古いとする意見もありました)

でも、少なくともマリオには、これが一番良かったんだ
と今でもやはり思っています。

後日、当初予約待ちしてた「リハビリセンター(カリン!覚えておきな)」に
通ってるというお子さんと母親に、たまたまカリンが会ったそうなんですが、
その子供が、まるで「人形」のようだった、とカリンがいってました。
行儀はとても良いのだけど、
子供としての笑顔がなく、表情がなく、およそ子供らしくない。
比べると、マリオは相変わらず落ち着きなく多動なんだけど、生き生きしている
どっちが良いか?…

私たちの出した答えは、マリオには人形のような顔はさせたくない、でした

以降、基本的な私たちの路線・ベクトルが、ここで決まったんです


#このあたりは、最終的に親の皆さん自身で判断して
 一番良いと思う方法を選択してくださいね

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コメント
この記事へのコメント
>自閉症への対処の仕方
ブログをはじめてから、本当にたくさんあるなーって、思います。

どれがいいかは、「本や体験談の中にだけ」じゃなくって、「自分の子供の中」にあるんだって思います。

気づきました。
ありがとうございます。

取り返しのつかないことを続けていくところだった。
分かってるつもり・・・って危険ですね。
井の中の蛙でした。

大きな紙に書いて、キッチンに書いて貼ってみようと思います。

「ちょっと待ってはしない」
「命にかかわること以外は、叱らない」

夫にも見えるように。
2005/09/02(金) 12:37 | URL | こうめ #-[ 編集]
Hidekiさんはじめまして!かりんさんこんにちは!
わかってはいるつもりでも、ほかの人の言葉で見たり聞いたりして、あらためて再認識できることってありますね。
このお話はまさにそれだと思うんです。

子供の言うことを真っ先に正面から聞いてあげること
叱らないこと

親としてのあり方を問われているように思います。

散々叱ってきました。手をあげることもありました。
そのせいなのか、人の怒鳴り声に極度に怯える息子です

今からでも間に合うでしょうか・・・・・
強くて優しい母になりたいと思うのです
2005/09/02(金) 18:39 | URL | mari #3/2tU3w2[ 編集]
>> こうめさん、レスありがとう~

> どれがいいかは、「自分の子供の中」にあるんだって思います

うんうん、これって名言だ!
ほんとにそのとおりだと思います。
方法ばかり、手法ばかりにとらわれず、そのとき・その子にあわせたことをやっていくべきですよね

とりかえしのつかないことって、こうめさんのブログをみる限り、ぶぅくんと心のつながりを
しっかりもってやってられてますよ。
ただ、ポイントポイントでいつも自分自身を戒めていくっという気持ちは大切ですよね
私も気をつけていくようにします

>> mari さん、こんちは。はじめまして。レスありがとう

> 散々叱ってきました。手をあげることもありました。
> そのせいなのか、人の怒鳴り声に極度に怯える息子です

かくいう私も、弟のほう(ルイージ)にたいして。。。接し方を間違ったんでしょう
怯えられてます(汗
マリオのことで学んだから、手はあげなかったのですが、
大きな声でしたのがまずかったかなぁ

> 今からでも間に合うでしょうか・・・・・

でも、mari さんも今までだって、子供とむきあって、
子供から求められて、つまりお子さんから好かれていらっしゃるじゃないですか

ぜんぜん大丈夫だと思いますよ~

親と子の心のつながりが、きちんとある限り、
それを太くしていくだけだから
それが太くなるにつれ、少々叱っても大丈夫(たぶん
というか、私も叱ってました(ぉぃぉぃ

ただ、そんなときも、大きな声で叱るのではなく
ゆっくりと諭すように話かけていくようにすると良いのかな

いずれにしても、まだまだぜんぜん大丈夫だと思いますよ
2005/09/02(金) 20:07 | URL | Hideki #JalddpaA[ 編集]
はじめまして
はじめまして!
マリオ君にルイ-ジ君もこんにちは。
我が家にもマリオ大好きな男の子(6年生)がいます。

マリアンナの先生方のお話、我が家もたぶん同じ先生方に
お世話になりました。(マリアンナではありませんが)
私にとっても子どもにとっても家族にとっても
ホントによりどころとなっていただいた先生方です。
これからもお邪魔させてくださいね、よろしくお願いいたします。
2005/09/27(火) 21:42 | URL | こころ #XZSklk52[ 編集]
こころさん、こんにちは

おぉ、同じ先生にお世話になったんですか!?
実はT先生にこのブログは紹介してるんです。
たぶん、ご覧になっていると思いますよ

> ホントによりどころとなっていただいた先生方です。

ホントですね。今でも拠り所になってます。

> これからもお邪魔させてくださいね、よろしくお願いいたします。

なんというか、ただつらつらと思ったことだけは書き綴った
中身が薄いブログですが、それでも宜しければ
おひまなときにのぞいてやってください

こちらこそ、よろしくお願いしますです
2005/09/27(火) 22:36 | URL | Hideki #JalddpaA[ 編集]
Hidekiさんとカリンさんが、マリアンナの先生との出会いで
でマリオくんのことを受け入れていらしたように

私の場合は、佐々木正美先生のお話を、子育て談話室で伺いながら
また、そこで知り合った同じような母親友達といろいろ話をする中で
そのままの子どものことを、まずは受けとめて行くことができるようになりました。

うちの子は、登園しぶりがきっかけでしたので
はじめは、私と子どもとの基本的信頼感の立て直しを心がけながら
子どもの持つ特徴に気づいていきました。

やはり苦手なことについては、できないこともわかってきて
たとえば予定変更に対応できたら、それだけでもうれしいし
親の許容範囲がゆるいので、一般の人には、甘い親に見られてしまうかもしれません。

たしかに、言い訳に聞こえるかもしれないけれど、
ご迷惑をかけたら、きちんとお詫びして
でも“これが私たち親子のやり方なんだ”というささやかな信念のようなものは、持ちたいと
最近になって、ようやく思えるようになりました。

日々の対応は、まだまだうまくいかなかったり、試行錯誤の連続で
受け入れることと、これはきちんと伝えたいということのバランスをとることに
悩んだり迷ったりする毎日です。

でもそんな中で、子どもとのやさしいひとときやうれしい出来事が
ふと、あったりするだけで、親はほんとうに幸せを感じられることも実感しました。

皆さまも、そんなことがおありでいらっしゃいますか?
2005/11/28(月) 23:55 | URL | TOMOはは #-[ 編集]
コメントありがとうございます
佐々木正美先生とは、まだ面識はないのですが、
いろいろとご活躍の話は存じています。

> はじめは、私と子どもとの基本的信頼感の立て直し

そうなんですよね。私らの場合もまずここから始まりました
そのためには親の方がまず変わる必要があると思うのです。

ある意味で、今までの常識とは「逆」をいく発想もありました。
でも、マリオをみていると、それは良かったのだと思っています。

他人が何と言おうが、思おうが、関係ないですよ
もちろん、他人の話に耳を傾ける余裕はもちながらも、
自分たちの考えをきちんともち、鵜呑みにせずに、
納得したら受け入れて変える。
そんな、「自分で考える」ことが大切なんだと思う。

> 子どもとのやさしいひとときやうれしい出来事が
> ふと、あったりするだけで、親はほんとうに幸せを感じられることも実感しました

これ、本当に私も感じます。
マリオのおかげで、いろいろなものが得られました
親のこころ、やさしさ、「普通」という呪縛からの解放

それまでだったら、
できないことにばかり目がいって、いらだちと焦りにかきたてられたのが
できることに目をむけて、できたことを喜び、
伸ばしていく可能性を楽しむことができるようになりました

マリオには、本当に感謝しています
2005/11/29(火) 21:07 | URL | Hideki > TOMOはは さん #JalddpaA[ 編集]
お返事ありがとうございます。

>そのためには親の方がまず変わる必要があると思うのです。

そうですね…自分自身の価値観を問い直すことが、必要ですね。

これはいつも、心の中にあって
さらに自分たち親が、これだけは大切に思っているということを
押し付けではなく、子どもに伝えていくしかないと思っています。

子どものことを気づくきっかけに、佐々木先生のお話と
始めたばかりのインターネットで出会った“ダダ日記”がありました。

その辺が、私にとっての原点で、その出会いがあって、ここまでこれたので
ほんとうに恵まれていたと思います。

今は、ブログも、ほんとうにたくさんあるようで
同じような親やいろいろな方とのつながりのおかげで
自分の気持ちや思いも、表現できるので、ほんとうにありがたいですね。

できないことに目が行きがちだけれど、良いことを伸ばしていこうという姿勢は
頭では良くわかっているつもりですが

実際には、私には、まだまだできていないことが多くて
自分自身に、子どもと似た傾向があることに気づいたこともあり
私自身の感情のコントロールとともに、目下の最大の課題です。

まあ、いつもお友達と話すのですが、母親にとっては
子育ては、10のうち1つ楽しいことがあれば、ほんとうに幸せで
どうせするなら“楽しい修行”にしたいものですね。

(ところで父親は、また違う気持ちなのでしょうか?)
2005/11/30(水) 02:53 | URL | TOMOはは #-[ 編集]
タイトルを入力して下さい。
Hideki @ 出張中です

私もネットでダダ日記をみつけて読みましたよ。
当時はネットでの情報もあまり多くなく、
また、考え方・やり方も人それぞれ、多様な感じでした。
そんな中でダダ日記の克明な記述と考え方は
ストンと腹に落ちた感じでした。

> 実際には、私には、まだまだできていないことが多くて

いやいや、私らだって、実際にはできてないことも多く、
反省することしきりですよ。

> ところで父親は、また違う気持ちなのでしょうか?

う~ん、、、
うちは子育ての主体はまだ母親なんです(汗
じつは私は何もできてない。。。ですね(反省
実際に子供との接し方もカリンのほうが格段に上手い。

ただ、何かあったとき…例えば学校と交渉が必要なとき、
(最悪、小学1年の時のように対峙せざるをえない時とか)
前面にたち支援するようには、意識しています。
相手(学校等)も父母両方がそろってくると、
それなりに受け止めてくれますしね。
2005/11/30(水) 23:06 | URL | Hideki > TOMOははさん #JalddpaA[ 編集]
はい!タイトル忘れてました。
>うちは子育ての主体はまだ母親なんです

とおっしゃっていらっしゃいますが、
日記に、こんな風に書いていらっしゃるのを読めば、
どんなにか、お子さんのことを考えていらっしゃるか、良くわかります。

うちの夫も、基本的には優しいほうだとは思いますが
時間的には、休日しか子どもに付き合えないし
子どものことについて、考えたり、わかろうとすることも
母親に比べたら限られていますよね。

私からすると、できればもっと話を聞いて欲しいし、
やり方もいろいろ考えて欲しい…とついつい思ってしまいます。

母親とは違う付き合い方や、少し距離を置いた視点から見ることも、
もちろん必要だとは、わかるしバランスが大切なのですが…

Hideki さんとカリンさんのご様子が、とてもうらやましいです!

私も夫も、話し出すと、いろいろ、とことん突き詰めてしまうところもあるのですが
なかなかその時間が取れないのが、悩みです。

ところで、「シリーズ ことばを育てる:子どもの心を育てる」を
アマゾンで取り寄せて、読みはじめました。

…ほんとうに、良くわかります。そうなんですね…

それで、今私が少し焦っているかもしれない…
私に余裕がないと、子どもにも、伝わるということに思い当たって
また反省したところです。

長くなって、スミマセンでした… 
2005/12/02(金) 00:57 | URL | TOMOはは #-[ 編集]
え~、ちょっと褒めすぎです
言葉でブログに書くと、すごくいろんなことやってるように
見えるかもしれませんが、実はなんもしてませんですよ…

子どもと付き合うといっても、これといってないし。
(というか最近マリオがPCに夢中で相手してくれない)

カリンの、その日にあったおバカな話を聞いてるくらいです

> ところで、「シリーズ ことばを育てる:子どもの心を育てる」を
> アマゾンで取り寄せて、読みはじめました。

おぉ、ありがとうございます(って、ちょっとちがうか)

うちにとっては、その本はバイブルでした。
最初は事あるごとに読み返して、自分達に言い聞かせていた感じです。
2005/12/02(金) 02:13 | URL | Hideki > TOMOははさん #JalddpaA[ 編集]
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2005/09/02(金) 12:56:31 | こうめとぶぅの毎日
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