我が家の自閉っ子のマリオ(現在は青年ですが)の成長と、自閉独特の面白?話をお送りします。現在、 管理人がマリオの恩師と一緒に「ハッピー・クローバー」という障がい児・者を応援する会を作りました。障がい児・者の余暇を広げるためにいろいろな事にチャレンジしていきたいと思ってます。先々はマリオも手伝ってくれるといいな~

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
昨日のカリンのあげた記事をぼーと見てたら、ふと感じたことがあります
http://calin.blog22.fc2.com/blog-entry-64.html#CommentHeader
もし、自閉症の何の予備知識もない人が、いきなりこの記事をみたらどう思うか?
また、たとえばこのときのウェイトレスのお姉ちゃんがどう思ったか?

「子どもが怒るのを恐れて、何も躾けられない、言うがままになっている親」

そんな印象をもったのじゃないかと思う。

 …実はすでに別の記事を書いていたのですが、急遽思うことがあって書きました。

というわけで、続きはこちらへ↓




いや、この子は、自閉症という生まれつきの障害をもった子どもで、
人との関わりがうまくできず、また自分の気持ちもうまく処理できないため、
こだわりとパニックに、延々と自分自身を追い込みがちなんです。


だから、普通の子のように力づくで頭ごなしに言うことを聞かせるのではなく、
心の負担をできるかぎりかけないように、無理を強いることのないようにしてい
んです。

と、このウェイトレスの姉ちゃんに言っても、

「ん~、結局はキレやすい子どもだから、腫れ物にさわるように甘やかせている
だけなんじゃないの…?」


そんな答えが、どこからか返ってきます(いや、あの姉ちゃんはそんなこと言わ
ないかもしれないけど、心のどこかで思うのではなかろうか?)。

実は、私達のこの基本路線に寄って立った、いきさつは、過去に書いた

・本
  http://calin.blog22.fc2.com/blog-entry-5.html#CommentHeader

・羅針盤と止まり木
  http://calin.blog22.fc2.com/blog-entry-9.html#CommentHeader

・絶望
  http://calin.blog22.fc2.com/blog-entry-14.html#CommentHeader

これらの記事に集約されているのですが、改めて簡単に他人に伝えようとすると、
やはり分かりにくいものがあるかもしれない。

なによりも、ある考えを元にはじめた事も、ずっと続けているとそれが当たり前
のようになり、終いにはそれを何故しているのか?という理由すら忘れてしまう

ことって、よく陥りがちな話に思う。

どんなに深く考えても、とても強く思ったとしても、年が経つにつれ思いが風化
していく。全く忘れてしまうわけじゃなくても、「なぜこんな事をしてるんだろ?」
と改めて思うと、うまく説明できない。

これじゃ、いけないと思うんですよ。

自分自身で、「自分がなぜこういうことをしているのか?」ということに、
ことあるごとに問いかけて、自分なりにその時々の答えをもっているべきなんだ
と思う。

ひょっとしたら、実は状況がかわってて、今までと違うことをするべきなのかも
しれないし、そうでないにしても、常に自分自身の「今」をみつめていける。


デニーズでラーメンが品切れだったとき、なぜそこまで気をつかわなければいけ
ないのか?

 →事前に決められたことが適わなかったとき、自閉症児はそれを受け止めきれ
  ないことが多い。「仕方ない」とあきらめて自分の気持ちを整理することが
  なかなかできない。そんな、自分の中のもやもやと必死に闘っているときに
  まわりから怖い顔をされたり、無理やり抑えつけられたりしたら、更に割り
  切れない・つらい気持ちになり、耐えられなくなってしまう。
  自閉症児を叱ることは、結果として逆効果になるから。


見ていれば、マリオが、自分の気持ちと必死に闘ってるのがわかるんです。
だから、ぼくらはそれを助けてあげるのが大事。

ただ、昨日の姿をみると、ずいぶんと自分の気持ちを整理することができるよう
になってきたように思う。普通の子に比べれば、ぜんぜんまだまだなんですが…
それでも、それまでのマリオよりも一歩前進したのは確か

まあ、できるようになると、親としてはついつい調子にのってしまい、この間は
できたんだから今度も。。。なんて過度の期待をしちゃって、手痛い思いをする
わけなんですが(汗


また、いつもと違う角度でみると、自閉症児を知らない人がどんな思いで私達を
みているであろうか?が分かる気がします。自閉症児を余りよく知らない教師が
私達をみたら、きっと過保護でうるさい親にみえるでしょう。きちんと躾ければ、
自閉症児も言うことを聞くようになるのに甘やかすからいけないんだ!と思って
いるかもしれません。

そんな教師に、親という立場で無理やり押し通しても解決はしませんよね。
(もちろん、最後の最後にどうしようもなくって、決別するときは別ですが)

きちんとこちらの考えを相手に伝えていく為にも、なぜ私達はこうしているんだ?
という点は、折につけ考えることは忘れずにいたいな
、と思ったのです。


逆からみたり、後ろからみたり、斜めからみたり、寝そべってみたり。。。
物事をいろいろな方向から見てみることも、時には大事ですよね
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
そのとおりです
hidekiさんこんばんは。
るぅは大学時代からのアルバイト、そして卒業後の就職も
接客をずっとやってきました。
そして、ホールでウェイトレスを何年もやっていると色んなお客様に出会いました。
まさに、デニーズのお姉さんが思ったであろう事を
るぅも思ったことが多々ありました。
最近の親は躾をできないのか?
なぜこんなにも子供に甘いのか?など
よく営業が終わったあとに他のスタッフと話して、時には憤慨していることもありました。

でも、マリオ君の記事を読むようになってだいぶ世間の人々を見る目が変わってきたと思います。
色んな生活環境、色んな精神状態、色んな病気と闘っている人がこの世の中にはたくさん居るんだ、
だから、自分の思う「当たり前の生活」とはまったく違う生活をしている人がいるんだ、ということを常に頭の片隅において物事を考えられるようになってきたと感じています。

このブログがもっとたくさんの「自閉症児を知らない人」に読んでもらえたら・・・て思っています。
2005/11/21(月) 23:49 | URL | るぅ #-[ 編集]
Hidekiさん、こんばんは。

ホント、言葉や文章で人に想いを伝えるのは難しいですね。
でもHidekiさんやかりんさんは丁寧に伝えてくださっているので
多くの方にその気持ちが理解してもらえると思います^^

私はまとめた記事が全部消えて以来、全然このあたりの気持ちを
書いてないのですが・・

今回の記事もマリオ君の内面での葛藤と、それを「成長したな~」と思えるかりんさん、Hidekiさんのお気持ちもとってもわかります。
傍からみると「なんだそれくらい」みたいなことがとっても大きな変化や成長だったりしますよね。
これからもお二人のブログ楽しみにしてまーす
2005/11/22(火) 00:14 | URL | こころ #ndKhkusk[ 編集]
∥部屋∥。・)BATU♪

このまえ・・・・近所で買い物をしてたときのこと

中学生らしき子供が3人・・・車椅子の子供を囲んで『シンショー♪シンショー♪』の大合唱(身体障害者のこと)

思わず・・・コラァ~!!o(;>△<)Oって叱った

何処の中学かと校章を見たら・・・・BATUの母校だった(汗)

ガッカリしちゃったよ!

情けなくて、ずっと頭から離れなかった
2005/11/22(火) 01:22 | URL | BATU #RAa2TALo[ 編集]
るぅ、さんへ
あ、接客業をしてらしたんですね。
実は接客ってお客様と直に接する分大変なんだと思います。
その分、面白いさもひとしおなのかもしれませんが

> 最近の親は躾をできないのか?
いや、甘やかしているだけの親もいるだろうと思います。
それを通さんがために、周りに迷惑をかけてる事にも気づかない
そんなバカ親もいるかもしれない。

ただみんながみんなそうだという訳じゃないという事ですね

ひとついえるのは、
「ステレオタイプ」に決め付けないという事が重要だということ

「最近の親は」「最近の子どもは」「最近の教師は」
 …そんな言葉が頭に浮かんだときは、要注意ですね
  イメージでステレオタイプに決め付けている可能性が高いです
2005/11/22(火) 23:01 | URL | Hideki #JalddpaA[ 編集]
こころさんへ
> 言葉や文章で人に想いを伝えるのは難しいですね。
ほんとそう思います。言葉っていろんな解釈ができるから、
言葉にこめた意味以外のものまでひっくるめて、
言葉が独り歩きしちゃう

> 私はまとめた記事が全部消えて以来、
あら、そうなんだ。。。残念。ぜひ話をお聞きしたかったです。
こころさんの思いとか、考えを知りたいところなんです。

> 傍からみると「なんだそれくらい」
そうなんだよね。本当に些細なことなのかもしれない。
でも、私らにとっては、その些細な事が大切なんですよ。

できないこと、悪いことばかりを比較して挙げても
劣等感と焦りを生むだけで、何ら得るものはない
この双方(劣等感も焦りも)とも、言ってみれば親のエゴです

その子なりの歩みの中で、
できたことを認めて、良いところを伸ばしてあげる
それこそが、その子のためになると思うのです
2005/11/22(火) 23:09 | URL | Hideki #JalddpaA[ 編集]
BATUさんへ
そんなことあったんですか。。。
実は、池沼とか隠語化して、その実は蔑視している
最近の風潮は正直いってイヤでした

でも、BATUさんすごいですね
きちんとその子(中学生)を叱ったということ。
なかなかできないですよ。「他人」を叱ることって。
BATUさんみたいな人が、まだまだいるという事実だけでも
日本はまだ捨てたものじゃない、という気がしてきます

まずは、「おかしい」「情けない」と思うこと
 …意外とこれすら感じなくなってる気がする

そして思っただけでなく、それを具体的に実行すること。
できることからでいいから行動すること
 …これが実は非常に難しい。なかなかできない

BATUさんを見習って、私も実行・行動に移すことを
意識していきたいと思います
2005/11/22(火) 23:16 | URL | Hideki #JalddpaA[ 編集]
はじめまして
くめくめ。さんのところから度々お邪魔しておりました。

>「子どもが怒るのを恐れて、何も躾けられない、言うがままになっている親」

私も散々言われてきた言葉です。
まさか息子が自閉っ子だなんて知らなかったので、次男@18歳にはずいぶん辛い仕打ちをしてきてしまいました。
周りの目に耐えられなくなって無理に叱るなんてこともありましたっけ。

それでも、きちんと対処してくれる大人が周りに居たことで次男は救われてきました。
親だけで子供は育たない、周りを巻き込んでいこうと日々思っているところです。
そのためにもいろいろな角度から考えられる大人にならなくちゃ。
2005/11/23(水) 20:30 | URL | ちゅうママ #-[ 編集]
ちゅうままさんへ
こんちは、はじめまして。
> 無理に叱るなんてこともありましたっけ
私も、マリアンナに出会う前は、しつけなきゃけない
教えなきゃいけない、語りかけなきゃいけない
言葉かけしなきゃいけない。。。
っと「しなきゃいけない」ばかりに囚われていました

でも、自閉症児には逆効果なのにね
 …いや、ひょっとしたら子ども全般に言えることかもしれない

> 周りを巻き込んでいこうと

そうなんですよね。
周りに迷惑をかけてはダメと一人で抱え込むと、どんつまりになる
周りに全部押し付けるのはまずいかもしれないけど、
うまく周りを巻き込んでいく工夫は必要だと思う。

そのためには、まず周りに理解してもらうこと
周りに対して、感謝はしても、けっして卑屈にならないこと

一言でいえば、周りと「仲良く」やっていくこと

それが大切なような気がしてます。
2005/11/24(木) 00:02 | URL | Hideki #JalddpaA[ 編集]
勉強になります!!
私も いろいろな角度から見れるように…
親のエゴを押し付けないように…
育自しながら育児していこうと 思います。
2005/11/25(金) 16:06 | URL | peco #6iLT5hs.[ 編集]
こちらこそ
いろいろみなさんから教えられてます。
「育自」って、とても面白いことをおっしゃいますね
たしかに、自分自身まだまだ不完全だし
もっと育てなきゃ(成長しなきゃ)いけない部分もある
ということなんですね。
人間、死ぬまで成長できると思えば、
発想も変わるような気がします
2005/11/26(土) 01:29 | URL | Hideki > peco さんへ #JalddpaA[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://calin.blog22.fc2.com/tb.php/65-758a8ed8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。